バッテリーが上がる原因と寿命の目安
いざツーリングへ出かけようとしてセルボタンを押したとき、「カチカチ」という虚しい音が響くだけでエンジンがかからない。そんな経験はありませんか。バイクのトラブルで最も多いのが、このバッテリー上がりです。
バッテリーには一定の寿命があり、使用環境にもよりますが一般的には2年から3年ほどで交換時期を迎えます。特に冬場の冷え込んだ朝や、しばらくバイクに乗っていなかった期間の後に起こりやすいのが大きな特徴ですね。寿命が近づいているサインとしては、キーをオンにした時にメーターの明かりがいつもより暗く感じたり、ホーンの音が弱々しくなったりすることが挙げられます。
また、エンジンをかける際のセルの回りが重く、以前よりも鈍いと感じるようになったら要注意ですよ。日頃から電圧をチェックしたり、早めの交換を検討したりすることで、出先で立ち往生するような悲しいトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
MT車なら覚えておきたい「押しがけ」の手順
もし出先でバッテリーが上がってしまった場合、マニュアル車であれば「押しがけ」という方法でエンジンを始動させることができるかもしれません。
手順としては、まずギアを2速か3速に入れます。1速だとタイヤがロックしやすいため、少し高いギアを使うのがコツですね。次にキーをオンにして、クラッチを握った状態でバイクを力強く押して走らせます。十分な速度がついたら、リアタイヤに荷重をかけるため勢いよくシートに飛び乗ると同時に、クラッチをパッと繋いでみてください。この衝撃で無理やりエンジンを回し、運が良ければ始動します。
ただし、最近の電子制御燃料噴射装置を搭載したインジェクション車の場合、電圧が完全にゼロだと燃料ポンプが作動せず、押しがけが成功しないことも多いです。無理な押しがけは車体を倒してしまうリスクもあるため、周囲の安全を十分に確認してから、慎重に試してみるのが良いでしょう。
ジャンプスターターを使った確実な解決策
最近では、モバイルバッテリーのような感覚で持ち運べる「ジャンプスターター」という便利なアイテムが普及しています。これを持っていれば、万が一の時でもスマートに解決できるでしょう。
使い方はシンプルですが、端子を繋ぐ順番には気をつけてくださいね。まず、赤いケーブルを自分のバイクのバッテリーのプラス端子に繋ぎます。次に、黒いケーブルをマイナス端子、あるいは車体の金属部分に接続します。プラスからマイナスの順序を守ることで、不要なショートなどのトラブルを防ぐことができますよ。しっかりと接続できたらジャンプスターターの電源を入れ、数分置いてから通常通りセルボタンを押してみてください。
エンジンが無事にかかったら、今度は逆の順番、つまりマイナスからプラスの順でケーブルを外していきます。一度エンジンがかかった後は、しばらく走り続けてバッテリーを充電してあげる必要がありますが、念のため早めにショップで点検をしてもらうのが一番安心ですよ。

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