バイク保険の「等級」制度とは?保険料を安くする仕組みを解説

グラフの説明

等級制度の基本と割引率の仕組み

バイク保険に加入すると必ず耳にするのが「等級」という言葉ですね。これは、事故のリスクに応じて保険料を割り引いたり割増したりする制度のことです。

初めて加入する場合は基本的に「6等級」からスタートし、一年間無事故で過ごせば、翌年には等級が一つ上がります。最高ランクである20等級まで上がると、保険料が半分以下にまで安くなることもあるんですよ。安全運転を続けることが、お財布にも一番優しいというわけですね。

逆に、事故を起こして保険を使ってしまうと、翌年には等級が3つ、あるいは1つ下がってしまい、保険料がぐんと上がってしまいます。さらに「事故有係数」といって、同じ等級でも無事故の人より割引率が悪くなる期間も発生します。日頃から無理のない運転を心がけ、無事故の記録を積み重ねていくことが、何よりの節約術になりますよ。

家族で得する「等級の継承」という方法

新しくバイクを買ったばかりの若いライダーさんにとって、新規の6等級からスタートするのは保険料がかなり高く感じてしまうものですよね。そんな時に検討してほしいのが、家族間での「等級の継承」です。

例えば、同居しているお父様やお母様が、既に20等級の自動車保険やバイク保険を持っていたとします。この高い等級を、新しくバイクに乗るお子様に引き継ぐことができるんですよ。引き継いだお子様は最初から高い割引率で保険に入れるため、維持費を大幅に抑えることができます。

等級を渡したご両親は新規の6等級に戻りますが、年齢条件やこれまでの実績で、お子様が新規加入するよりも世帯全体の支払額を低く抑えられるケースが多いのです。これを知っているかどうかで、年間の維持費が数万円単位で変わってくることもあります。もし家族にベテランのドライバーやライダーがいるなら、一度相談してみる価値は十分にありますよ。

再開時に役立つ「中断証明書」の手続き

仕事の都合やライフスタイルの変化で、一度バイクを手放さなければならなくなることもあるでしょう。その際、せっかく積み上げてきた高い等級をそのまま消滅させてしまうのは、非常にもったいないことなんです。

ここでぜひ活用してほしいのが「中断証明書」という仕組みです。解約するときに保険会社へ申請しておけば、その時の等級を最大で10年間保存しておくことができるんですよ。将来的に「またバイクに乗りたい」と思ったとき、この証明書があれば以前の等級から再開できるため、新規の6等級からやり直す必要がありません。

発行には「等級が7等級以上であること」などの条件がありますが、もし一度降りることになっても、ライダーとしての実績を大切に残しておけるのは嬉しい制度ですよね。

バイクを売却したり廃車にしたりした後は、すぐに手続きを行うのがスムーズです。いつかまた風を切って走る日のために、こうした賢い制度をしっかり使いこなしましょう。