バイクのシートバッグの選び方
バイクのシート部分に取り付けるシートバッグ(リアバッグ、テールバッグとも)の選び方のポイントは、容量・サイズ・用途・機能・デザインの5点です。
この5点を踏まえたうえで、どのポイントを優先するかを決め、自分なりに最適なシートバッグを選んでいくことになります。
まず基本となるのは、やはり用途と容量です。
自分が何を目的にシートバッグを購入するのかを明確にしたうえで、適切な容量を選ぶことになります。
この点は、ハイキングや登山用のバックパックを購入するときと同じです。
日常の利用なら、5l程度の容量が基準と言われています。
通勤・通学などの際に種類や文具、その他細々としたものを入れるのに、この容量がもっとも適しているからです。
一方、ツーリングに使用する場合には日帰りで5~20l程度、宿泊が伴う場合には25~30l以上が必要になるでしょう。
いざというときの防寒具や雨具、マップ、撮影用のデジカメ、その他飲食物などを含めると、これぐらいの容量はどうしても必要になります。
さらにキャンプが伴うツーリングの場合はさらに容量が多くなるので要注意で、デイキャンプでも30l以上、宿泊が伴うキャンプなら40l以上のものを選ぶのが前提です。
容量が多くなれば、当然サイズも大きくなります。
自分のバイクに合ったサイズでなければ使い心地がよくありませんし、安定感が損なわれてしまう恐れがあります。
用途に必要な容量とバイクとのサイズの兼ね合いの間で、うまくバランスがとれた容量・サイズのものを選びましょう。
そして機能とデザインですが、これは例えば防水性をどれぐらい求めるか、軽量性にこだわるかなどです。
機能とデザインは密接に関わっていることも多いので、ちょっとこだわってみたい部分です。
バイクに装着して使用する以上、快適に使用できるかどうかはとても重要ですし、アウトドアで楽しむためにはデザイン性の充実にもこだわりたいところではないでしょうか。
この点は個人の好みやこだわりに左右される部分が大きいので、あくまで自分の感覚で決めていくとよいでしょう。
おすすめのシートバッグは?
このようにおすすめといっても個人差が出てくるので、「これなら間違いない!」と断言できるわけではありません。
ただ、多くのライダーにおすすめできるものもあります。
例えばTANAX(タナックス)のMOTOFIZZミニフィールドシートバッグMFK-251は、側面のファスナーを調節することで19~27lまで容量を調節できます。
それからデザイン性と機能性を重視するなら、ROCKBROS(ロックブロス)のシートバッグもおすすめです。
容量は55lとツーリング&キャンプ用の製品で完全防水仕様となっているほか、ショルダーバッグやボストンバッグとしても使用できる優れものです。